子どもの頃はバイク好き。いつの頃からか「トラックの乗りたい」という想いが芽生えて運送ドライバーの道へ。
「車に乗るのが好きなんですよ。以前の運送会社では大阪から旭川まで行ったこともありますよ。」
実は大南運送は前職の取引先のひとつ。それが転機になりました。
「こんな(給料)もろてエエんかなぁ。神様みたいな人おるんやなぁ!」転職して最初の給料を手にした当時の想いを振り返り、笑います。
当時は今よりも労働環境の法規制が進んでいない時代。小さな運送会社に所属していた時は寝る暇もない運行スケジュールをこなしていたといいます。
大南運送に移ってきて、無理せず安心して稼ぎ、働けることに驚いたそう。「大型トラックを寝ずに動かしても稼げなかったのに、大南に来たら…」としみじみ。
阪神淡路大震災を経験するなど、ハンドルを握って22年のベテランドライバー。大事なことは運転だけでなく「事前のコミュニケーション」といいます。
食品会社へ原材料を運ぶ仕事柄、商品の遅延はお客様の製造計画にも影響するシビアな仕事です。そのため前もって担当の方に混雑状況を伝え、集荷タイミングを調整することを心がけているそうです。
震災を経験して想うのは「運ばれません」ではなく「運べます」といえる大切さ。
「荷物、運べません?お願いできますか?」
取引先の担当者の方から相談いただけるのは信頼の証。
「大丈夫、運べますよ!」
人懐っこい笑顔で今日もトラックを走らせます。